まちづくり・ひとづくり対談(4)ケンクリニック 奥澤先生、公益財団法人結核予防会・国際部 岡田先生/カンボジアビジネスパートナーズ


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カンボジアの首都プノンペンで日本人医師の先駆者として活躍する奥澤先生のケンクリニックのデザインを手がけたのが2015年。

奥澤先生との打合せを何度も重ねた結果、日本的でかつ、人が集まり、くつろげるような空間をデザインすることになりました。

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ロビーでは、大きな曲線の和紙ウォールがシンボリックで、和紙の間接照明が柔らかい時間と空間を演出しています。

障子の骨組みの組み方はクメールスタイルで、日本ベースのデザインのなかにもカンボジアを少し感じられるように配慮しています。

日本のクリニックでは、いかにも医療施設という空間デザインのところが多いですが、タイをはじめ、海外では居心地良く、ホテルのロビーのようなデザインのところが多く存在しているので、ケンクリニックのデザインはグローバルスタンダードと言えるでしょう。

カンボジアは米食がメインで、意外と糖尿病予備群が多いので、奥澤先生は現地で糖質制限のセミナーを開いたり、高級フレンチのラ・レジデンスの加茂シェフとコラボして、糖質制限メニューを考案して、普及活動も精力的に行っています。

ケンクリニックのロビーで糖質制限フレンチを、なんて日が訪れるかも知れませんね。

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公益財団法人結核予防会・国際部の岡田先生は、結核患者の多いカンボジアで、長年結核の調査・指導活動を行ってきたその道のスペシャリストです。

現在、首都プノンペンの新しいランドマークタワー、バタナックタワー前の健康科学大学内に日本クオリティーの健康診断が受けられる施設を整備しており、こちらも弊社がデザインと工事監理を行っています。

結核、健康診断、と聞くと身構えてしまいそうですが、結核にこだわったものではなく、気軽に健康チェックができ、何か体の異常があったときに早期発見につながるように、との思いから整備されるものです。

この施設のコンセプトは「愛」と「日本カルチャー」なので、カンボジアの皆さんにも気軽に親しんでいただけるような施設デザインです。

ケンクリニックと公益財団法人結核予防会は提携し、カンボジアでの日本クオリティーの医療環境の整備に努められます。

カンボジアには安心して医療が受けられるところがあまりないので、両施設の連携で、これから安心して暮らしていけるようになると思います。

両施設で医療コンサルタントとしてディレクションするCell Revice代表の宮川さんの協力を得ながら、我々も空間デザインの側面からカンボジアでの医療環境の向上に貢献できればと思います。

最近、ASEANで弊社が手がける仕事は商業施設やリゾートホテルなどが多くなりましたが、これらの地域では、医療にもラグジュアリーな発想が求められることが多くあるので、デザインを手がけていて楽しいです。

対談第四号は、日本の首都東京からカンボジアを発信する株式会社パソナ・カンボジア部の皆さんと対談させていただきました。

ceoこの記事を書いた人
COCOCHI DESIGNS GROUP
CEO 河内利成 プロデューサー・一級建築士

所属団体:鳥取県若桜町地域コーディネーター / 特定非営利活動法人南山城村茶ECO(ちゃえこ)プロジェクト 理事

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