京都には伝統産業は数多くあり、私もこれまで西陣織などと関わりを持ってきました。
建築・インテリアの設計・デザインの分野ではありませんが、弊社では、プロダクトデザインや地域活性化、それに伴うプロモーションのお手伝いをする機会があります。
先日、京都の堀金箔粉㈱さんとご縁があり、寺町の本社を訪ねました。
正徳元年(1711年)創業の老舗企業です。
伝統産業と言えば手作業をイメージすると思うのですが、いまはデジタル技術を駆使した、想像もできないような、最先端の技術が組み込まれています。
金箔の用途は多岐にわたり、これまでの仏具やお寺の装飾だけでなく、いまでは海外のインテリアデザインなど多彩で、デジタル、アナログ技術を組み合わせて行われています。
人気インテリアデザイナーの森田恭通さんが手掛けるデザインのモニュメントにも装飾を施す実績を持つほどです。
建材やプリントの分野でも多くの金箔が用いられており、訪問時には、いろいろな商品や技術を堀社長自らご説明、ご案内いただきました。
伝統産業も日々進化、世界と勝負し続けているのですね。
金箔粉もそうですが、老舗企業の経営という部分でも訪問して勉強になりました。ちなみにこのご縁がカンボジアから生まれているのが本当に不思議なところです。
<海外での建築デザイン活動>
カンボジアにある楽園コーロン島は地元の人も来ない波の音とエメラルドグリーンの癒しスポット
日本人には穴場のカンボジアリゾート。シアヌークビルで絶景の夕日を見ながら仕事の振り返り
ウガンダ・カンパラでの建築・インテリア・都市計画プランニング事業
シンガポールのWATANABE COFFEEのインテリアデザイン等をしました
訪問時にちょうど京都では祇園祭りが行われており、堀金箔粉さんが大船鉾の天井装飾を手掛けたということで拝観もさせていたただきました。
伝統を守りながら進化を続ける京都、大切にいきたい素晴らしい場所ですね。